かずにぃの説明に、ぶわーっと涙が溢れてくる。

「ごめん。しまい忘れて……」

かずにぃは謝りながら、慌てて私から写真を取り上げようとする。

「あっ!待って、違うの。まだ、見たい!」

「……本当に、大丈夫なのか?」

かずにぃは、再び私の手の中に赤ちゃんの写真を返してくれた。