「お前さ、何でアカンボ、産む気になったわけ?

そんなにつらそうなのに、なんで産む決心をしたんだよ」

「それは……」

私が答えようとふと目を上げた時、ベッドの脇にあるかずにぃの机のデスクマットに、以前来た時には無かった奇妙な写真が挟んであることに気が付く。