「この絵とか、もしかしてかずにぃが描いたの?」

かずにぃは真っ赤な顔して、恥ずかしそうに目を伏せる。

「え?!ああ……そうだけど……」

「やっぱり」

「何が、やっぱり、だよ」

「だって、下手だもん。相変わらず、絵が」

私がクスクス笑うと、「余計なお世話だ」と真っ赤になりながら私を小突く。