「え?え?二人とも違うから、それ。

藤枝君は私達3人一緒にどうぞって誘ってくれたんだよ。

何でも葉山に別荘があるとかで……」


「え?!べっ、別荘?!別荘に招待されたの?」


「うん。それで、帰りは電車も道路も凄く混んで大変だから、花火大会が終わったら別荘に泊まったらどうかって……。

それでお友達と一緒にどうぞって」


私は慌てて説明しながら、氷の入ったアイスティーをストローでカラカラと掻き混ぜる。