「よっちゃん、止めて!」

ママが、慌てておばさんの手にしがみ付き、動きを制す。

おばさんは肩でゼーハー、ゼーハー、息をしながら私の手を取ると号泣した。


「ごめんなさいね!ハルナちゃん!うちのバカタレ息子がぁ!!」


おばさんは、唇を噛み締めながら私を強く抱きしめた。