「しょーがないでしょ。まだ、3歳かそれ位の話だもん。

それから、毎年律儀にその時にお祝いしてくれるママもどうかと思うけど……」

「でも、まぁ、あのおばさんなら、やりそうだな。ポーっとしてるし。

ハルナに似て……」

「そんな!ひどっ!!」

2人で大笑いしていると、病室の扉がガチャリと音を立てて勢い良く開く。