え??

あれ??

しかも藤枝君が息を弾ませながら、こっちに向かって走ってくる。


「ハルナちゃん!」


夕闇の中、彼の周りだけがほんのりと光を放ち、輝いて見える。


彼だけしか視界に見えなくなって……


私の鼓動がドンドン速くなる。