服を着てカーテンを開けると、私はかずにぃと並んで医師の前に座る。

「……そして、残念ながら、もし、中絶を望まれるのでした母体への影響を考えて、12週前までをお奨めします。

中絶は22週までは可能ですが、母体への負担も徐々に大きくなりますし、中絶の方法も変わります。

13週目以降は人工的に流産と言う手段を……」

私は呆然と医師の言葉をまるで他人事のように聞いていた。

そんな私の隣で、かずにぃは「はい……」「そうですか……」と真剣な目で医師の話を聞いていた。