かずにぃは寝ぼけ眼でむくっと起き上がると、「ハルナ、風邪引くぞぉ」と布団を投げ、私をすっぽり包むと、そのまま抱きしめて眠ってしまった。


かずにぃ、寝ぼけてる。

あ~あ。何も着てない。

風邪引くよぉ~。

今度は私がお布団をかずにぃに掛ける羽目になる。



何気ないことだけど、こういうのがいい。


心をナイフで切り付け合うような、そんな言葉の応酬はもうしたくない。