しばらくすると、かずにぃの安心しきった寝息が聞こえてきた。

「さっきまで、ちょっと泣いたりした……よね」

私は良く寝ているかずにぃの寝顔が恨めしくて口を尖らせる。



すると、突然、かずにぃは大きく寝返りを打って、がーって羽毛布団を全部持っていってしまう。


私、ちっとも大切にされてない……。


お布団全部持ってっちゃうなんて。


私はかずにぃの頭をコツン☆と叩いた。