かずにぃは、いつの間にか背後にいて、私の背中を擦りながら訴える。

「やっぱり、調べよう。もう、吐く物が残っていないくらい、吐いてるじゃないか。

もし、妊娠じゃなかったとしたら、そっちの方がよっぽど深刻な問題だろ?」


私は口を拭いながら壁に寄り掛かるとそのままうな垂れた。


もう独りで抱えるには限界だった。