「ううん。本当に大丈夫!最近、遅くまで勉強していたから体が疲れてるみたいなの」

「だと、いいけど、さ。お粥を見た途端、吐くなんて……」

そう言い掛けて、かずにぃはお粥の蓋を閉めようとしていたその手を突然止める。

「ま……さか……」

かずにぃが私を凝視する。


私の心臓がドクンと鳴る。



「妊……娠、したのか?ハルナ」