「い、行かない!病院になんか行きたくない!絶対に嫌!!」

かずにぃは困った顔をすると、前方を見据え、やがてゆっくりと車を発進させた。

そして、暫く走らせた後、ひとつの建物の中に車を進ませると、後部座席のドアを開ける。

「……?こ、ここは?」

「ホテルだよ」