「具合が悪いんだって?」

かずにぃが私の部屋へ入ってくる。

「この子ったら、最近、ほとんどどご飯も食べないの。

ここのところずっと部屋に篭りっきりで……」

「おばさん、すまないけど、二人きりにしてくれないかな」

かずにぃのこの言葉を聞いて私は慌ててベッドから飛び起きる。

「ほ、本当に、大丈夫!だから、二人とも心配しないで!」