「もっと、サービスしてあげようかしら?チェリーボーイ♪」

「運転を誤って僕もろともあなたも昇天しますよ。
あの世の道連れになりたくなかったら、とっととしまって下さい」


彼女は横目で僕の顔を見つめると、くすくすと笑いながらジッパーを上げる。


この女性を乗せてAMH社まで行かなくてはならないのかと思うと、

やれやれ・・・・・・

僕は自分の身に起きた不運を嘆いていた。





【第7章〜トオルの章】完