この銃を構える男達の中に、異質の者がいる。

そいつは気配を殺してこそいるが、確実に僕を、そしてマッカーシーをも闇に葬り去ろうとしている。


身に迫る危険を察知し、僕はコートの内側にすばやく手を滑り込ませる。

「……そうか。じゃ、仕方ないね。では、真実は後日、法廷で!
あんたが生きていれば、だけど……っね!!」

言い終えないうちに僕は彼の背中を蹴り、閃光弾(flash bang)を投げつけた。