マッカーシの顔色がさっと変わる。

「もう1人は……」

「まさかっ……?!」

マッカーシーは、銃を持った男達を手で制しながら、固唾を飲む。

「そう……察しがいいね。もう一人は僕だよ。僕のことは良く知っているはずだ。

では、被告人グレアム・マッカーシーさん。

リンカーン大統領が鎮座ましますこのコート(court:法廷)であんたと決着をつけようか!」