「僕が今、あんたに渡したSDカードは確かにケッチャムから預かったものだ。

だけど、それは単に数字が羅列されているだけだよ」

「何?!」

「暗号さ。解読は困難だよ。あんたの頭では一生掛けても不可能だ」

僕を囲んでいた男達は一斉に銃口を向けてきた。

「世界中捜してもその暗号を解読出来るのは二人だけだよ。

1人はあんたが殺したこの暗号の作者でもある会計士のジェイク・フーバーと……」