「このSDカードのこと?!これを返したら、助けてくれるんだね」

僕はおどおどした口調でSDカードをポケットから掴み出し、彼の目の高さに翳す。


彼はSDカードを奪い取ると、くつくつと笑いながら右手を挙げた。

「・・・・・・ご協力感謝する。

だが、残念ながらやはり君達3人はこの後謎の失踪を遂げ、世間からその存在を消すことにした方がいいですねぇ」