「ケッチャム!服を脱いで!!」

「おいおい。どうしたんだよ、トール。宗旨替えかぁ?」

華麗なドライビングテクで追っ手を撒いて、安心したのかキンケイドは煙草に火をつけながらニヤニヤ笑って冷やかし始める。

彼の言葉を無視して、丹念にケッチャムの体を調べた。

「ケッチャム、この痕は?」

肩の後ろに赤く鬱血した痕を見つけ、ケッチャムに尋ねる。