僕達はケッチャムを挟むようにして駐車場を目指した。

僕が後方でケッチャムを援護しながら退路を確保した。

銃弾が飛び交う中、その正確な射撃に僕はジョージのような熟練したプロが紛れ込んでいることを感じ取る。

「キンケイド、彼らは単なる警備員じゃない。プロだ」

キンケイドもそれは感じ取っていたようだ。

だけど、おかしい。

僕達を本気で狙っているようには思えない。