白い建物の中は入り組んだ迷路のようになっていた。

内部の構造に詳しいケッチャムの誘導で、僕達は駐車場を目指した。

僕達が認識しているだけでも警備員は6名はいたはずだ。

キンケイドは、アタッシュケースの書類の下から銃を2丁を取り出す。

「あ~あ。結局、プランBの『強行突破』かぁ。ほらよ。頼んだぜ、ケッチャムさんよ」

皮肉を込めて笑いながらケッチャムに銃を放り、自らも銃を構える。