「僕からも質問、いい?」

ハルナはキョトンとした目で「うん」と僕の方を向く。

「さっきのお風呂での『ごめんなさい』なんだけど。なんの『ごめんなさい』?」

君は急に俯くと、小さな口をきゅっと結ぶ。



これ以上は無理だから、「ごめんなさい」?

やっぱり彼の方が好きだから、「ごめんなさい」?

僕はサイアクの言葉ばかり考えてしまっていた。