「今日は誰も怪我しなかった?」

藤枝君が子供たちの輪の中心に入って、彼らの頭をポンポンと叩く。

「誰も怪我しなかったよぉ~!ねぇ、ねぇ!

それよかさぁ、センセさぁ~。ホントはカノジョなんでしょぉ~?

あのヒト!!」

彼らははしゃぎながら無邪気に私を指差す。

「でさ、キスとかしたのぉ?」

「エッチとかするんだよね~」



キ、キス……。

エ……。

エッチ……って……。