「ハルナ、これからお風呂にでも入って着替える?

髪も服も鳥の羽とエサで凄いことになってるしね」

「お、お風呂?」

私はトオル君の言葉にドキンとしながら、どういうことなのか聞こうとしたけど、彼はケータイで誰かと話し始める。

「老師。すみません。近くまで遊びに来てるんですが、ちょっとお願いしたいことがあって……。今、伺ってもいいですか?」

ロウシ?って何??

伺うってどこに??


私の不安が瞳から伝わったのかトオル君は「大丈夫だよ」と囁いてそっと私にキスをする。