「特に異常は無いようだから、落ち着いたら送るよ、ハルナちゃん」


スナフキンは満足したようで、藤枝君のすぐ隣でおとなしく腕に顎を乗っけて床に寝そべってる。


「あっ!そう言えば、なんで私の名前を知ってるの?」

「さぁ、どうしてでしょう?」


藤枝君が柔らかく微笑む。

穏やかな彼の笑顔にほっと癒される。


不思議な人……。


それに彼の優しい声に心が安らいでくる。

いつまでも聞いていたい……そんな声。