「どうしよう。これ、素敵なんだけど……」

胸が開き過ぎ……。


私は、他に着るものがないようなので、仕方なくこの服を着ると、側に掛けてあったアイボリー色のガウンをはおった。

私はここへ来て漸く落ち着き、ふかふかのベッドに腰を下ろした。

「うっわぁ~。ふかふかだぁ。それにしても、このベッド大きい!」

巨人でも寝れそうだ。

「アメリカ製のクィーンサイズだからね」

その声にふと顔を上げるとトオル君がトレーの上に飲み物を持って入ってきたところだった。