「な、な、な、なんて言ったの?今!今!!」

「妊娠したかもって彼に言ったら逃げられたの」

「えー!えーー!!えーーー!!!」

私は、教室中に響きそうな声で叫んでしまう。

「ばかハルナ!みんなに聞こえちゃうじゃんよ!」

トモは私の口を押さえると、周りをキョキョロと見回す。

そして、私の手を握ると、屋上まで連れ出した。