キンケイドはジョージのクライアントを調べると言った。

ジョージのことを調べれば、きっと僕の秘密についても明らかになるだろう。

そう楽観していた。

彼からは1年毎に報告があったけど、これといった情報は掴めず調査は難航していたようだった。

そして、4年経ったクリスマスの日、キンケイドが僕の家の門前に雪だるまのように立っていた。


「メリークリスマス!トール」