「でも、私の中では、今は……『おにぃちゃん』みたいな存在だし……」
「え?だって、他人じゃん」
「でも……」
「でもでも言ってるといつまでたっても恋人なんて出来ないよ。
それにカズトさんって、K大の医学部でチョ~イケメンじゃん。
将来も有望だし。
迷うなんて信じらんないよ。
私だったら、ソッコーオッケ~だよ」
スズの言葉を思い出しながら、多摩川の土手に腰を下ろし、水面に目を落とす。
「え?だって、他人じゃん」
「でも……」
「でもでも言ってるといつまでたっても恋人なんて出来ないよ。
それにカズトさんって、K大の医学部でチョ~イケメンじゃん。
将来も有望だし。
迷うなんて信じらんないよ。
私だったら、ソッコーオッケ~だよ」
スズの言葉を思い出しながら、多摩川の土手に腰を下ろし、水面に目を落とす。