どうしたんだろう……。

体が熱い。

頭が割れるように痛い。

ふと目を開けると、ハルナ、君の心配そうな顔が目に映る。


ハルナ……。


僕は君の頬に手を添え、君は僕の手をその細く白い指で包み込む。

ユラユラと君の泣き顔が現れては消えていく。

君は僕と初めて会った時のことを覚えていなかったね。

無理もない。

僕達が初めて出会った時、僕は今の僕と少し違っていたから……。