2年前のその時、私はかずにぃへの思いを断ち切ったはずなのに……。

今、目の前のソファに座るかずにぃの苦しそうな横顔を見ながら、涙が頬を伝っていた。

「ハルナ?!」

かずにぃは私の様子に気が付き、ソファから立ち上がると私の涙を手で拭った。