外は雨の去った後で少し涼しくなっていた。

花火の後で混んでいた道も、人の波が引いてだいぶすいていた。

藤枝君はひょこひょこ歩きの私を抱き上げると、湾岸沿いに海を眺めながら、運転手さんの待つコンビニへと向かった。