突然の声に私は全身がびくっとしてしまう。

「藤枝君、もう上がったの!?」

彼はバスローブに身を包み、タオルで頭を拭きながら出てきたところだった。

「うん。もうソロソロ始めないと、時間ないしね」

え?!

は、始めるって、何を?

まさか……!

私の体が緊張で強張る。