「ハルナちゃん?!」

藤枝君が、慌てて駆けつけてくれて、でも、お風呂のクリアガラスに気がついて、ガラスを背に向こうを向いて尋ねる。

「どうしたの?ハルナちゃん」

「あ!藤枝君、どうしよう!私、お風呂壊しちゃったみたいで……」

「一体、何をしたの?」

「お風呂にあるパネルみたいなボタンを押したらお風呂が、ボコボコになっちゃって……」

私は、半べそをかきながら答える。