屋根裏部屋は小宇宙のようだった。

電気をつけた途端、キラキラと七色に光るプリズムが天井から下がっているのが見え、床にはブリキのおもちゃ箱が幾重にも積み重なっていた。

「えーっと、確かここだったと思うんだけど……」

「僕も探すよ」

「え!いいよ!!お客さんだし……」

振り向いたサラの顔を見て、僕は思わず吹き出す。

「鼻の頭、真っ黒だよ」

「え!!ヤダヤダヤダ!!」

サラは慌てて、手で顔を拭こうとした。