僕が光のあの瞬間から目を覚ましたのは、事故から丸1日明けた深夜の病院だった。

両親が泣きながら僕の手を握り締めてくれた。

そして、スーチンもずっと付き添ってくれたようで、真っ赤に泣き腫らした目で、床に跪き、僕の手を取る。

「ごめんなさい!トール、本当にごめんなさい!!」

「大丈夫だから、泣かないで」

僕は彼女に微笑みを返した。

それから、2日間。

僕は、他に異常が無いか脳波の検査などをするために入院をすることになった。