僕達は祖母の用意した車に乗り換えて、これから暫く住む家に向かった。

車が赤信号に捕まり、止まる度に僕は人からじろじろ見られた。

中には「外人だ!」と指を差す子供もいた。

「ガイジンってなぁに?」

日本語がまだ良く分からなかった僕は無邪気にマミィに尋ねた。