「お前に手を出すほど、女には不自由してないから」

オレはソファから起き上がり、ドアに向かいながら背伸びをして、急いでリビングを去る。

まじやばかった。

オレは初めて夢の中でハルナを抱いている夢を見ていた。

もしかしたら、あいつに何かやってしまったのかもしれない。

オレは自己嫌悪に陥った。

「はぁ~。なんだよ、あの夢は……」