「かずにぃ」

聞き覚えのある声に、はっとなった。


ハルナ!?

この子が、あの小さかったハルナなのか?

「お久し振りです。あの、……大丈夫?」

「…………」

「ほら!かず!!聞かれてるでしょう。

何、黙ってるの?」


オレは、オフクロの言葉なんか全く気付かないくらい、ハルナに目が釘付けになってしまっていた。