「クルマに乗って、海にドライブにでも行かないか?

湘南とか……江ノ島とか……」


かずにぃがベッドに腰掛けながら話を続ける。


「え?ドライブって……あの……私と一緒に?ってこと?」


「お~い。しっかりしろよ。

この部屋にハルナ以外の誰がいるんだよ。

俺はさっきからハルナと2人きりで行きたいって言ってるんだけど……」



かずにぃは苦笑しながらも、いつになく真剣な目で私をみつめる。