「じゃっさ。私と付き合わない?!」

「はぁっ?!なんで、お前と付き合わなきゃなんないんだよ」

ふざけてんのか?こいつ!

無邪気に告白してくるえり子の言葉にイラッとしたのか、日誌に書き込んでいたシャーペンの芯がプツンと折れた。

オレはまたカチカチとシャーペンの芯を出しながら、素気なく答えた。

「あんたに興味ないよ」

「ひっどーーいなぁ。これでも勇気出して、コクってるんだよぉ」

「へぇ……。すげぇじゃん」