ベッドに再び転がり込むと、ほんの数時間前まで腕の中にいたハルナのことを思い出した。


「もうちょっとだったのになぁ……」


ハルナの香水の残り香が、微かにベッドから立ち上ってくるような気がした。

あいつ、泣いてたな……。