当時、もし、ボキャブラリーが豊富だったら、それくらいのクレームはつけていたはずだ。

いかんせん、4歳のガキだったことが惜しまれる。

それから、数ヵ月後のある日、ハルナは満身の力を込めてコロンと寝返りをうった。

それを見ていたおふくろは、まるでわが子の成長を見るように喜んだ。

「まぁまぁまぁ~~!ハルナちゃん、凄いわ!!」

……だとさ。