「でもかずにぃ。私、後片付けがあるから……」

「いいのよぉ~。
実は、かずはね、ハルナちゃんにある物を見せたくて、急いで帰ってきたんだから。
行って見てあげて」

おばさんが嬉しそうに私の背中を押す。


見せるって……何を?


おばさんの言っていることが分からないけど、とにかく行ってみることにする。


「すみません。じゃ……」


笑って頷くおばさんにお礼を言って、かずにぃの後に続いて2階に上がる。