「これ……私に?」


「うん。僕が誤って電車の中でバッグで君の頭を殴っちゃった分と、スナフキンのお詫びの分。

なかなか、これって言うのが見つからなくて、遅くなってごめん」


藤枝君は頷いて、照れくさそうに笑う。