冷静なトオル君の行動にほっとした頃、また次の波が来る。

「10分間隔か……」

額に汗が滲む。

ふと、目と目が合うと、トオル君が心配そうな顔で、「つらい?」と聞いてくる。

微笑み首を振る私をトオル君は強く抱き締めてくれる。


「ハルナ、こう言うときはつらいって言っていいんだよ……」