「ハルナ、今は、大丈夫?痛みは消えてる?」

私は彼の言葉に、こくんと頷いた。

「じゃぁ、次に波が来たらまた教えて」

3人でタクシーに乗り込むと、トオル君はカズトに私の入院荷物のピックアップとママ達への連絡を指示する。

そして、私の家の前でカズトを降ろすと、すぐさま病院へとタクシーを走らせる。