お布団でも、クッションでもない、本物のトオル君の温もりを抱き締める。 「はぁ……。 本当に君は…… 時々、僕の想像の遥か上を行くよね……」 安堵の溜息を吐くトオル君の温もりが伝わってくる。 「……ただいま、ハルナ」