「それじゃ、夫婦として最初で最後の共同作業をするか。

…あっ。入籍してないから夫婦じゃなかったな」

「夫婦だよ」

私はカズトの手を強く握り返す。

「赤ちゃんのパパとママとして恥かしくないように、きちんとみんなに謝ろう。2人で」